群馬県高崎市の鼻高町は、高崎だるま発祥の土地と言われています。
今回は、発祥の中心地ともいえる少林山達磨寺、そしてそこから車で5分くらいのところにある鼻高展望花の丘に行ってきました。
高崎だるまで有名な鼻高町
高崎だるまは、群馬を代表する伝統工芸品のひとつです。そのため、鼻高町には、だるま屋さんが軒を連ねています。
高崎だるまのボディーは赤色、眉毛の形は鶴、鼻と口ひげは亀。日本の吉祥を表現した顔です。
どんな困難があっても起き上がる強さと忍耐力、安定感があることから、縁起だるまとして親しまれています。
縁起だるま発祥の「少林山達磨寺」
鼻高町には、だるま発祥の地といわれる黄檗宗禅寺の少林山達磨寺があります。
200年ほど前、浅間山の大噴火が原因で大飢饉が起きたそうです。それに苦しむ農民を救いたい、という強い思いから、少林山の9代目和尚が張り子のだるまの作り方を伝え広めました。これが縁起だるまのはじまりと言われています。
風情あふれる境内の階段を上までのぼった先にある本堂には、全国各地のだるまが集められており、圧巻の光景です。また、達磨堂や観音堂もあり、見応え抜群ですよ。
坂道の頂上にある花の丘へ
鼻高展望花は少林山達磨寺のある県道49号線を通り、坂道を少しのぼったところにあります。車で5分程度です。県道よりも少し道が細くなっているので、運転には気をつけてくださいね。
鼻高展望花の丘は高崎市の西側、鼻高町の丘陵地に位置します。周りより少し標高が高いので、高崎市街地や群馬の名峰赤城山、榛名山そして妙義山と上毛三山が一望できる抜群のロケーションです。
お天気がよければ、妙義山に沈む美しい夕日が見られますよ。
花の丘の中心部がこちらです。花畑の中心に看板があるのでわかりやすいですよ。丘一面の広い花畑には遊歩道があり、散策しながら季節の花を見られます。
ちなみにここは地元のNPO法人鼻高町をきれいにする会の方々がお手入れをしてくれており、なんと無料で花の観賞や散策を楽しめます。
四季折々の花が咲き誇る花の楽園
鼻高展望花の丘で見られる、四季折々の美しい花々をご紹介します。
まず、4月から5月にかけて菜の花とネモフィラが咲きます。黄色い鮮やかな菜の花と、儚いブルーのネモフィラが美しくコラボし、絶景を織りなします。
7月中旬から9月にかけてはひまわりが咲きます。時期をずらして植えているので、長い期間、夏の風物詩であるひまわりの花を楽しめます。
9月中旬から10月中旬には丘一面にコスモスが咲き誇り、秋の雰囲気を存分に楽しめるでしょう。
鼻高展望花の丘は、季節ごとに美しい花々を楽しめる花の楽園なのです。
また、花の見ごろを迎えるころには例年お祭りが開催され、花や地元の農産物などが販売されますよ。
農園・ベーカリーや牧場でグルメを堪能!
敷地内には、野菜直売所である希望の丘農園や、こだわりのおいしいパンを販売するベーカリーがあります。
花を観賞しながらお散歩、グルメも堪能できるので、自然の中でのんびりした時間を過ごせますよ。
ぜひみなさんも足を運んでみてくださいね。
少林山達磨寺
住所:群馬県高崎市鼻高町296
アクセス:JR高崎信越本線群馬「八幡駅」より徒歩約40分 関越自動車道高崎ICより約30分
電話番号:027-322-8800
営業時間:9:00-17:00
定休日:なし
鼻高展望花の丘
住所:群馬県高崎市鼻高町1400−1
アクセス:JR高崎信越本線群馬「八幡駅」より徒歩約40分 関越自動車道高崎ICより約30分
電話番号:090−3246−8088(NPO法人鼻高町をきれいにする会)
営業時間 :24時間
定休日:なし