ほっと一息つきたいとき、わたしは和菓子がほしくなります。
そんなわたしが、以前から気になっていた和菓子屋さんが北高崎駅近くにあるんです!
それが「旬菓工房 和創ふじのや」。
取材の許可を得て、さっそくお邪魔してみました。
昭和14年から地元に愛されるお店
JR信越線北高崎駅の南口改札を出て、駅前の通りを南に200メートルほど進んだところにお店があります。
和菓子屋さんらしい落ち着きがありながらおしゃれな雰囲気で、年代を問わず愛されているお店だと伝わってきます。
「ふじのや」が北高崎のこの場所ににお店を構えたのは昭和14年のこと。
なんと80年以上も前のことなんです!
それ以来大きな宣伝をしたりせず、口コミだけで愛されていたのだとか。
7年前にお店の建物を新しくし、これからもこの地で頑張っていこうと決意を新たにしたんだそうですよ。
老舗らしい上品なたたずまいが魅力的ですね!
大切にしているのは「顔が見えること」
今回私が訪れたのは午後1時頃。
店内では女性客の方が2人、贈り物用にお菓子を選んでいる様子でした。
店内には所狭しとふじのやオリジナルの和菓子が並べられていて、眺めているだけでワクワクしてしまいます。
お店に入って印象的に感じたのは、お店のスタッフの方がとにかく気さくなことでした。
初めての入店でちょっと緊張していたわたしにも、まるで常連さんのように挨拶してくれます!
恐る恐る「初めてなんですが…」「取材なんですが…」と伝えると店内の商品をハキハキと案内してくださいました。
話をお伺いすると、ずっとこのような「顔が見えること」を大切にされているということ。わたしがお伺いしている最中にも何組か常連さんが来店して、みなさんスタッフの方とのちょっとした会話を楽しまれている様子でした。
また、お客さんとのコミュニケーションの中から商品のヒントをもらえることもあるそうですよ。お客さんと一緒に商品を作り上げていくお仕事は、とってもステキですね!
希少な波照間産の黒砂糖を使用
さまざまな商品が並ぶ店内でわたしがまず気になったのは、こちらの「黒砂糖ぷりん」です!
国内に出回っている黒砂糖は海外産のものが多くなっているそうなのですが、ふじのやでは沖縄県の波照間島産のものを仕入れています。
ミネラルたっぷりで健康的なだけでなく、味わいも海外産のものとはまったく違うのだとか!
実際にわたしも購入してみましたが、プリンそのものだけでなく、底にも黒砂糖カラメルがたっぷりの贅沢な一品です。
濃厚な甘さながら後味はスッキリしていて、来客時などにも誰にでも喜ばれる品だと思いました。
人気商品は売り切れ必至
店内の冷蔵ケースにも多くの商品が並んでいます。
個人的には生どら焼きが気になりますね!その横にはお赤飯もあり、こちらもよく出ているのだとか。
そしてその日は、豆大福がすでに売り切れということでした!
わたしは豆大福も大好きなんですが、こちらは次回のお楽しみということにします。
ここまで小豆を使った商品が続きましたが、どちらもふっくらと炊き上げた小豆が自慢の商品とのことです♪
自宅に帰ってさっそく実食!
たくさんの商品があって迷いましたが、今回は「生どら焼き」「あまんど」を購入しました!
「生どら焼き」はしっかりめの生地にあんこと生クリームがはさみこまれており、コーヒーにもよく合います。
「あまんど」は、店主が洋菓子のフィナンシェからヒントを得てできあがった商品なのだそう。
いくつか種類があるのですが、今回は群馬県産の柚子と濃厚なチョコレートの組み合わせのこちらをいただきました。
たっぷりチョコレートの染み込んだ生地に、柚子の酸味がよく合うんですよ。
和菓子屋さんにはあまりないこうした商品が生まれるのも、ふじのやの魅力ではないでしょうか♪
そしてその後日、実は個人的にも伺ってお団子も購入してみました!わたしが購入したのは「みたらし」「きなこ」「わらび」の3種類です。
お団子もとても人気で、お孫さんが来る日にまとめて10本以上購入する方もいるとか。
一般的には上新粉のみを使用する場合の多いお団子ですが、ふじのやのこだわりはもち米も使用していること。独自のバランスでブレンドしているので、上新粉の持つ柔らかさと、もち米の持つ食べ応えを両立しています。
もし食べきれなくても、冷蔵庫で保存しておけば翌日も柔らかいまま、おいしくいただけるのだそうですよ。
こだわりが詰まったふじのやの和菓子、みなさんもぜひ召し上がってみてくださいね♪
旬菓工房 和創ふじのや
住所:群馬県高崎市大橋町26-6
交通:JR信越線 「北高崎駅」徒歩約4分
電話番号:027-322-7712
営業時間:9:00〜17:30 定休日:月曜日